もしもの時のために~コロナ禍における応急手当~
2021年3月23日に、当社の班長が田辺市消防本部の実施する普通救命講習を受講しました。
林業は労働災害の発生率が高い業界です。災害発生度合いを表す「千人率」で他産業と比較すると、全産業の中で最も高い20.8(令和元年)です。
※林野庁HP「林業労働災害の現状」参照(参照日:2021/03/24)
当社では、そのような労働災害のリスクを考慮し、もしもの時のために、作業員は救命救急講習を受けています。そして、昨年度からの新型コロナウイルスの流行による救急救命の処置の変更に伴い、班長をメインとし受講しました。
講習会では、①心肺蘇生 ②AEDの使用方法 ③のどに物を詰まらせた時の対処法について指導を受けました。
心肺蘇生では通常、胸骨圧迫と人工呼吸を行いますが、新型コロナウイルスの感染予防のため、人工呼吸は行わず、処置をするものをなるべくゴーグルや手袋、マスクを着用する必要があるそうです。また、胸骨圧迫のときに呼気から感染するリスクを下げるために、手当をされる者にマスクを着用させる、もしくはタオルをかぶせるなどの対処が必要とのことでした。
新型コロナウイルスの流行で、このような応急処置方法にも変更があるのですね。もしもの時に慌てず冷静に対処できるように、日ごろからこのような訓練や講習を受けてまいりたいと思います。